ハムスターの暑さ対策で夏を快適に！知っておきたい基本とおすすめグッズ

2025年7月8日

ハムスターの暑さ対策を始める前に知っておきたい基礎知識

ハムスターを飼うとき、暑さ対策はとても大切です。まずはハムスターの特徴や、暑さにどれほど弱いのかを知ることから始めましょう。

ハムスターが暑さに弱い理由と飼育環境で気をつけたいこと

ハムスターは体が小さく、体温を調整する力が強くありません。特に日本の夏は高温多湿になりやすく、ケージ内の温度が上がることでハムスターが体調を崩すこともあります。ハムスターは汗をかくことができず、体の熱を外に出しにくいため、気温が上がると熱中症になりやすくなります。

一般的に、ハムスターが快適に過ごせる温度は18～26度程度、湿度は40～60％が目安です。これを超えると体調を崩しやすくなるため、温度計や湿度計を使ってケージ周辺の環境をこまめにチェックしましょう。また、ケージの置き場所も直射日光が当たらない場所を選び、風通しにも気を配ることが大切です。

ハムスターの暑さ対策におすすめの方法とアイテム

ハムスターが快適に過ごせるよう、具体的な暑さ対策や役立つアイテムをいくつかご紹介します。日々の温度管理に役立ててください。

手軽にできる暑さ対策と便利なアイテムの選び方

夏場はエアコンを使用して部屋全体の温度を調整するのが効果的です。ただし、直接冷気がケージに当たると、逆に体調を崩す原因になるため、風向きや設置場所を工夫しましょう。また、エアコンを使えない場合は、冷却シートや陶器のハウスなど、熱を逃がしやすい素材のグッズを使う方法もあります。

ハムスターの暑さ対策に役立つアイテムをまとめました。

アイテム名	特徴	使用時の注意点
冷却シート	触れるとひんやりする	かじらないよう確認する
陶器ハウス	熱がこもりにくい	直射日光を避けて設置する
保冷剤	ケージに直接入れない	タオルなどで包んで使う

上記のように便利なアイテムも多く市販されています。しかし、それぞれのアイテムの特性を理解し、ハムスターの様子をよく観察しながら使うことが大切です。

ハムスターの暑さ対策で注意したいNG行動

ハムスターを守るつもりが、逆に体調を悪くしてしまう行動もあります。対策をする際には注意点も押さえておきましょう。

気をつけないと逆効果になるポイントややりがちな失敗

保冷剤をそのままケージ内に入れるのは避けてください。ハムスターが触れて凍傷になったり、保冷剤をかじって中身が漏れたりする危険があります。また、エアコンの冷風を直接当てたり、急激に温度を下げすぎたりすると、ハムスターが体調を崩しやすくなります。

もう一つの注意点は、水を直接ケージにスプレーして湿度を上げることです。湿度が高すぎるとカビが発生しやすくなり、ハムスターの健康に悪影響を与えます。さらに、扇風機の風を直接ケージに当てると、体力を奪ってしまうことがあるため控えましょう。暑さ対策は「やりすぎない」ことも大切です。

季節や状況に合わせてできる追加の暑さ対策

季節ごとの気温や住んでいる地域の状況により、必要な対策も異なります。ハムスターの様子や住環境に合わせて工夫してみましょう。

夏の猛暑や突然の暑さに対応するための工夫

急な暑さがやってきた場合は、エアコンを使って部屋全体の温度を下げることが基本です。ただし、停電や外出時などエアコンが使えない状況も考えられます。その場合は、窓の遮光カーテンを使って室温の上昇を防いだり、ケージの下に断熱シートを敷いたりといった方法も効果的です。

また、住んでいる場所によっては夜になっても室温が下がりにくいことがあります。そんな時は、冷却グッズを複数組み合わせて使うなど、いくつかの方法を併用しましょう。ハムスターがぐったりしていたり、呼吸が荒くなっていたりした場合は、すぐに涼しい場所へ移動させ、動物病院へ相談することも重要です。日ごろから温度や湿度の記録を取り、変化に気づけるようにしておくと安心です。